8月4日午後猛暑の中、東京・北区「北とぴあ」で「講演と戦争体験を聞くつどい」が開催されました。
司会は三井住友9条の会の福田尚子さん。
講師は滝本匠氏(琉球新報社東京支社報道部長)。講演は「いま、沖縄で起こっていること」質疑応答を含め2時間を超える内容でした。
「7月27日、翁長沖縄県知事は「辺野古埋め立て工事」撤回を表明し、政府名指しで批判しました。政府は8月17日に埋め立て土砂を投入しようとしています。政府は「辺野古新基地」と呼ばず、「代替施設」と呼んでいます。
沖縄ではオスプレイはじめ軍用機の事故が続いています。どう見ても墜落なのに「不時着水」と言い募っています。米軍も「ハードランニング」といい「クラッシュ」を使いません。
この秋の沖縄県知事選、体調が心配される翁長知事が出馬するかどうかは未定です。「オール沖縄」という言葉を現在沖縄では使っていない。それに代わる新たな選挙母体が模索されています。
2部の「戦時体験を聞く」では、薮田豊さん(元大成火災)、「沖縄戦で殉職した島田知事とは家族ぐるみの付き合いがあったことや、戦時中の9年間の上海生活を語りました。
ナチスから追われたユダヤ人数万人が上海で暮らし、日独同盟があるにもかかわらず日本人は彼らを援助したということです。
塚本治子さん(元大正海上)は「1936年2・26事件の時誕生、母親は東京まで見に行ったそうです。
1941年12月8日真珠湾奇襲攻撃の大本営発表に、周りの大人たちがお祭り騒ぎをしているのを覚えているそうです。みんな戦争に勝って賠償金を取り、潤うと思っていたのです。
小学校低学年は街に残り、多くの犠牲者が出ました。疎開から帰って上野駅で、迎えに来るはずの家族が一人も来ない(空襲で全滅)、そういう同級生がいました。
最後に上条弁護士(損保9条の会呼びかけ人)から閉会のあいさつがあり、4時45分、「つどい」は終了しました。
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